2009年04月14日

花の心と籠編み

花の心を味わう。花の語る言葉に耳を傾ける。花の心をくみとる。花の心を思いやる。いろいろな表現が出てきました。

籠作りに置き換えてみたとき、“竹の心を思う”という表現はしっくりきませんが、花をいける人が“花の心を思う”と同じ感覚はあります。

竹からヒゴ取りをしていくときには、竹の性質を読み、適材適所に使います。かご編みをしている時には、ヒゴが行きたい方向を感じます。「お願いだから、もう少しこっちを向いて」とか「もう少しがまんして」などと思いながら編みます。

竹ヒゴに合わせたり、こちらに合わせてもらったり…花の心を思うとは、こんな感じでしょうか。

「私はなみあぶだぶつと唱えずに、花を切ったことは一度もない」

「剣山を使うと、花がかわいそうなので、私はほとんど用いたことがない。多くの場合、投げ入れなので、その必要がないのだが、睡蓮ばかりは茎がしっかりしないので、花に謝って剣山でとめた」
(『花』白洲正子著より)


posted by 林 まさみつ at 19:26| Comment(0) | 花道家のコトバから学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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