2009年10月19日

花と芸術について 3

「日本人の美意識は秋の野に
<花野>という言葉を贈った
百花乱れ咲く春の野にではなく
野の草がひっそり花をつける秋に
そこには外(ほか)にない華やぎがある」
(『季寄せ−雑草いけばな』講談社)


雑草いけばなを提唱されている飯尾一渓さんの言葉です。美しい言葉ですね。半分はわかる気がしますけれど、半分はなぜ春の野ではなく秋の野を<花野>と呼ぶのだろうと、不思議な気がします。

「この国では寂しさだけが、いつも新鮮である」という金子光晴さんの言葉を連想させます。ひっそりとした寂しさに美しさや新鮮さを感じる感性が、本来日本人にはあるということです。


posted by 林 まさみつ at 00:00| Comment(0) | 花道家のコトバから学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事をTwitterにつぶやく
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。