2010年10月25日

西堀一三さんの言葉 5

西堀一三さんの言葉 5回目です。

茶室の花は、主人が生ける時には、そのよき枝を客の方に向けるようにするのでありますが、客が生ける時には、これを主人の方に向けるようにするのであります。そのようにお互いに他を思う行いが現れるのは、あらゆる人間がすることの中で最も美しいことであります。
(『新版 茶花の話』淡交社より引用要約)

他のためを思って、これに善を寄せるのは、実は教養のある女性の生活態度に外ならなかったのであります。花の道という特別なものが生まれる前に、その精神に添うものが、女性によって実行されていたと考えるのであります。
(『新版 茶花の話』淡交社より引用要約)

自らを素朴にし、むしろ慎み深く自分を下げたところにその美は現れるのであります。それで、ちょっと見て、「これは美しい」と感じられるようなものではありません。世の美しさを賞する人々から見れば、ちょっと淋しく見えるくらいのところに茶室の花としての品格があります。
(『新版 茶花の話』淡交社より引用要約)


posted by 林 まさみつ at 00:00| Comment(0) | 花道家のコトバから学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事をTwitterにつぶやく
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。