2010年12月27日

工藤亜美さんの言葉 8

いけばなは、その歴史の中で、さまざまな様式を生み出してきた。
それはいつも建築様式の変化と対応している。環境の、人の暮らしの変化に合わせて表現を変えてきている。「いけばなは床の間に」というイメージが、「床の間」のない家が多い今も、根強い。

守り伝えることと、あたらしい創造。相反することの両方がいつもいっしょにいる。伝統芸能の世界はみんなそう。非日常の古典、日常的な飾り花。そして、個人の表現としての作品。
(『一花一葉』アジェット婦人画報社 平成11年11月11日)より


夏の終わりから、「かごバッグ」の新作を試作しています。2色のヒゴをいろいろに組み合わせて、柄を作り出そうというのがテーマです。いろいろやってもほとんどが失敗。そんな中、きれいに柄が立ち現われるときがあります。それは、驚きです。新しい柄の発見!と思ったりするのですが、おちついて見ていくと、日本の伝統的な柄の中にすでに似たものがあったりしあす。この試作を続けていると、「日本の伝統文化は、おもしろくて、カッコいい」そんな時代が始まるのではないかと思えてきます。

新しい創造の中に、伝統を再発見し、伝統を学ぶ中に、新しい価値を発見する。



posted by 林 まさみつ at 11:09| Comment(0) | 花道家のコトバから学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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