2020年09月13日

花籠のこと

めずらしく、仕事に関する話です。
花籠には手の付いたものと、付いていないものがあります。
どちらが良いのか、若い頃に考えました。
付いていない方が花が活けやすい、と言う人がいます。
花器の中で手の付いているのは花籠くらいで、花籠の特徴なのだから、あった方が良い、と言う人もいます。
手が無い方が自由度があって活けやすいことは事実です。
また、手があると、花の収まりいいことも有ります。
活けにくいから面白い、ということもあります。
長い歴史の中で、どちらも存在しているということがは、すでに答えが出ているのでした。

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2020年09月09日

情報に染まりやすい

今回の台風の報道も、新型コロナウイルスの報道も、毎日見聞きしていると、だんだんあやしさを感じて来てしまうのは僕だけでしょうか。(そう思わなければ、心か持って行かれてしまうからかも)
煽られれる感じの報道を見聞きしていると、心が何処かに持って行かれてしまうので怖い。
だから、テレビはあまり見なくなりましたし、他のメディアからの情報も最小限にしています。

情報に思考が染まりやすい。

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2020年09月08日

ルコウソウ

ルコウソウ

今年はいろいろな事があり、不安で、現実感が乏しい。
これまでとさほど変わらない生活をしているつもりですが、心はどこか別の所にある感じがしています。

デ・キリコの絵画に描かれている街のような、不穏な世界に心は置かれている感じです。
それでも、8月の空の下に、ルコウソウの花は、くっきりと赤い。


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2020年09月07日

台風10号

台風10号

台風10号が去ってホッとしています。
気象庁はこれまでにない規模の台風で、最大級の警戒をするようにと連絡促していましたので、心配していました。
台風の被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
別府は幸い、発表されていたほどの風雨はなく、朝を迎えました。家の中に取り込んでいた物干し竿も外に戻しました。


避難所として

今回の台風で、今までない現象かあります。ホテルがどこも満室になった、ということです。避難先として公共の避難所だけではなく、ホテルを利用した人が沢山いたようです。これは気象庁の発表の仕方とgo to トラベルと関係があるのでしょうか。
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2020年01月20日

ウインドファームさんから届いた新年のニュースレターからの抜粋です。

一年前にメキシコの大統領に就任したロペスオブラドール大統領は、素晴らし就任演説を行いました。
「私たちは自然を破壊することなく生産性を向上させる森林農法を推進します。遺伝子組み換え種子の導入および使用は認めません。フラッキングのように、自然に影響を及ぼし、水源を枯渇させるようなガス、石油あるいはいかなる自然資源の抽出産業も認めません。環境に影響を与える経済、生産、商業は認めません。土壌、水および空気の汚染はくい止めます。動植物は保護します。水は民営化させません」


森林農法
アグロフォレストリー。多様な樹木を植栽し、その間で農作物や家畜を栽培・飼育する農林業。木や草花などの植物、動物、昆虫、鳥類、菌類など生物が多様で豊かな場所は健康で、全体のバランスがとれている。そういう森は農薬や化学肥料を使用する必要がなくなる。
そして、森からは食料、薬、木材、飼料、燃料、樹脂など多くの恵みを得ることがでできる。


フラッキング
水圧破砕法。地下の岩体に超高圧の水を注入して亀裂を生じさせる手法。シェールガス、シェールオイルの採取に用いられる。

化学物質を含む大量の水が使われるため水質汚染、大気汚染、地域の水不足、騒音、地震発生の危険性など多くの問題が指摘されている。
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2019年12月16日

生活のテーマ

工房、けはれ竹工房のキャッチコピーは「植物からの贈り物を形に」です。
竹を使ってカゴや箸を作っています。
私生活では相変わらず、「サイバイバル」がテーマですが、最近「植物を育て、生活に役立てる」もいいなと思っています。

正確には「植物に育てられ、植物の下で生きる」ですが。

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2019年10月27日

鳥の巣

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庭の椿が茂り過ぎていたので、太い枝を一本切りました。
すると、鳥の巣が付いていました。巣立った後だと思います。狭い庭ですが気付きませんでした。
この辺りには、他に巣を作る場所はいくらでもあります。
自然の中よりも、人の庭の方が安全、ということでしょうか。

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2019年10月16日

台風

この度の台風で被害に合われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
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花は籠がよく合う

花は籠がよく合う、そうおっしやるのは熊本のOさん。
以前から僕の花籠を使っていただいている方です。
他の方の花籠も何点かお持ちのようです。
ただ残念なことに*おとしがなくなって花が生けられず、眠らせているそうです。
それで、おとしを分けてもらえないかと連絡がありました。
時々そういう方がいらっしゃいます。
購入先か作り手に注文するのが一番いいのですが、いろいろな理由で難しい時もあるかもしれません。
当工房では出来る範囲でお分けするようにしております。

*おとし
花籠の中に入れる筒。この中に水を入れ、花をいける
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2019年10月03日

渋沢栄一の言葉

渋沢栄一の言葉とされる?夢七訓というものが新聞広告に使われていました。
自分のためにアレンジしてみました。

幸福を求める者は
夢と理想と信念を持ち
計画を立て、実行に移す
やがて成果を得、
幸福であることに気付く
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2019年09月19日

竹バッグの修理

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竹バッグの修理依頼が来ました。
修理前と後の写真です。
ハンドルのジョイントが壊れています。
定番の竹バッグでしたら、ほぼ元通りに修理できます。

底角近くの編みヒゴにひびが入っています。普通に使っていれば、ひびは入りません。
何か強い力が掛かったのだと思います。
新しく編みヒゴを差し入れました。

漆で仕上げるため、しばらくの間、色が濃く感じられるかもしれません。が、しだいに一体化していきます。

これまで、竹バッグの修理は片手で数えられる程しか経験していませんが、どれも直せています。
...
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2019年07月31日

着日指定でも届かない

作品展のシーズンは出品物の出荷作業も重要な仕事です。ギャラリーやデパートなどの送り先にちょうどよいタイミングで送らなければなりません。
簡単ではありません。5月の大型連休やお盆の連休は交通渋滞。お盆前は荷物の量が増えるので遅延ぎみ。豪雨や台風などでも遅延。荷物が遅延となっても作品展の会期は変わりません。でハラハラすることも多々あります。ゆとりを持って出荷するようにしていますが、作品展が続くと、そうもいかない時もあります。
トラックドライバーの方も大変です。
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2019年06月30日

でたらめなルール?

「世界はでたらめなルールで出来ている」以前読んだ「へんな会社のつくり方」という本にそのような意味のことが書いてありました。

長く、竹かごを作ることを仕事にしてきましたので、いろいろな取引先にかごを販売をしていただいてきました。産地問屋に始まって、ギャラリー、工芸店、デパート系中間業者、雑貨店、自然食品店、NPO、ネットショップ、いろ色な形態の取引先があります。

時代の変化もありますが、それぞれルールが違います。それぞれルールが違うということは、決まったルール、正しいルールはない、ということです。不確かで流動的。世界も。拠り所は倫理観か。
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2019年05月31日

花籠の写し

すでに亡くなられた花籠作家の作品の写し(コピーする)の仕事をしています。
昨年から始めて7点のうち4点が終わりました。
どうなっているのかわからない所や、どうしてこうするのか理解出来ないことが多々あります。
どうなっているのかわからない所は何とかしますが、どうしてこうするのか理解出来ないことはそのままにしています。
聞こうにも本人はもういません。聞けない方が平和でよかったかもしれません。
写しをしていて、そう思いました。写しをしていると性質や気分まで移ってくるような気がします。
気のせいかもしれませんが。
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2017年11月11日

お金を戴く絵

先日、工房へこられた方は、ご主人が絵描きだったそうで、作品の写真を見せていただきました。

好きで描いた絵は売れず、お金を戴く絵は、制約が多いといいます。

僕には、好きで描いた絵のほうがいい作品に見えるのです。

いい作品とは何か。答えはひとつではない、ということです。

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2017年10月10日

センス・オブ・ワンダー

憧れをもっている、つばた英子さん、つばたしゅういちさんの著作に『あしたも、こはるびより。』があります。
この本に〈見て、感じて、おどろく心こそ、大切よ〉とレイチェル・カーソンさんは言っています。
センスオブワンダーの世界が大切と書いています。

センスオブワンダーって何だろう、と思っていると、新聞のコラムに福岡伸一さんが書いてくれていました。
とても偶然です。

福岡さんはレイチェル・カーソンさんの言うセンス・オブ・ワンダーとは〈自然の精妙さ、繊細さ、あるいは美しさに対して驚きを感じる心〉と説明しています。

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2017年10月06日

知りたいは楽しい。うのみはつらい。

知りたいは楽しい。うのみはつらい。

興味を持ち、知りたいと思い学んだ知識は身につきやすい。

消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切り開いてやるこてのほうが、どんなにたいせつであるかわかりません。― レイチェル・カーソン

僕が子どもだった頃の先生に贈りたい言葉を見つけました。

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2017年10月04日

ホトトギス

花をいけたり、花束を作ったりする事を仕事にされている方が来られました。
僕の花籠を使ってみて、
「花をいけることを知っている人が作った籠だと思いました。落としの口が欲しいところに来ます」
と言っていただきました。

もちろんリップサービスです。花をいけることを習った経験がありません。
でも、落としのサイズはいつも悩むところですので、これでいいよ、と言っていただけることはうれしいです。


花は花をいけた人の心を表す。たぶん、それは花の純度が高いから。

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2017年10月03日

空は雲の美術館

空は雲の美術館

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2017年09月28日

漆の刷毛

籠に漆を塗るのは、漆刷毛では仕事がしづらいので、僕の場合は油絵用の下塗り刷毛を使います。

ところが、使い慣れた刷毛を新調しようと思うと手に入らないことがしばしば。
今回も新しい刷毛を試すことに。それはそれで、楽しみでもあるのですが。

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posted by 林 まさみつ at 18:14| Comment(0) | 花籠づくり工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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