2014年01月22日

美しさの要素として

かご制作を仕事にしていると、誉め言葉として「美しい作品」と言われることがあります。この、「美しさ」とはどういうものなのか、上手に説明することは大変難しいことだと思います。しかし、この時代、人がつくるもので、美しさの要素として、環境への配慮は重要だと思います。言い方を変えると、環境への配慮がないものは、美しいとは言えないのではないか、ということです。
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2014年01月02日

工房の夢

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けはれ竹工房の夢は、人の「豊かで幸福な生活」に少しでも役に立つことです。どんな生活が豊かで幸福かは人それぞれですが、僕の考える豊かで幸福な生活は、汚れのない水、汚れのない空気、汚れのない土、そして緑豊かな環境で生きていけることです。自然環境が汚染され、人間の生存が危ういと言われる状況の中で、その上に成り立つ豊かさには未来が感じられません。

芸術家、フンデルトワッサーはこんなふうに言っています。

「植物は生化学的行為により地獄をおおい隠してきた。人間が地上に現れたのは、この植物の生化学的行為の最後に至ってからのことである。現代人はこれらを掘り起こし、石炭の鉱山や油井とともに、地獄を再発見する以外なにもしていない。人間は地球の本質的資源でなく、生産活動によって利益を生み出す植物のその恵みに基づいて生きていかなければならない」

植物素材は、植物が自ら生産をし、自然の循環の中で生み出される資源です。けはれ竹工房は、植物中でも国内に豊富にある竹を使った、モノ作りに取り組んでいます。自然環境を傷つけた上で成り立つ豊かさではなく、自然の環環の中から生まれてくる豊かさで生きていくことが大切だと思います。自然の恵みである竹を使って、人の役に立つ、また、人によろこんでいただけるモノづくりをしていくことが、けはれ竹工房の願いであり、夢です。

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2013年12月30日

再びS店にて・・・

「お宅の籠が一番よかったので・・・」

雨の日曜日、工房へ1人の品の良い女性が訪ねて来られました。福岡の方で、別府へはよく来られるそうです。その方はお茶をされているそうです。

「先ほどSショップへ行きましたら、お宅の籠が一番よかったので、地図を見て、近くでしたので来てみました。ショールームがあればと思って」

残念ですがショールームはありません。その上、普段は籠を片付けています。事前にご連絡いただけましたらご用意致します、ということで、又お越しいただくことになりました。



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2013年12月29日

取材のプロは

「本当にきれいですね」

工房の近くにあるSというショップに籠を何点か出しています。初め、えあまの箸を中心に1年ほど前から出しはじめたのですが、夏の終わり頃から竹バッグ、花籠、盛り皿なども少しずつ出すようになりました。

先日、そのSショップから連絡をいただきお店へ出掛けて行きました。すると、花籠を気に入って購入して下さるお客様がいらして、この籠、本当にきれいですねと言われました。

いろいろ質問をして下さるので、気持ち良くこれも、これも当工房のものですと説明をしていると、「どれも、他のものとは違いますね」と言ってくださいました。

その後、名刺をいただきました。雑誌の編集の方です。別府へは取材でこられているそうです。
どおりで、人から話を引き出すのが上手です。プロの気持ち良さに感心してしまいました。





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2013年12月25日

別府らしい風景

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別府のまちを歩いていると、竹かごを日常的に使っている人に出会います。この方は、近所の温泉に入って出てきたところです。着替えを入れるための篭として使っています。工夫のある使い込まれた篭です。温泉と竹かご。別府らしい風景です。



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2013年12月23日

ゆず湯

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今日末広温泉に行ったら、ゆずがたくさん浮かんでいました。そう言えばお弁当にカボチャの煮物が入っていました。昨日、冬至でしたから。
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2013年12月09日

来客

京都にあるIという会社の社長が工房を訪ねて来られました。京都で毎年お世話になっているIさんは、各地のデパートで美術工芸の企画をされている方です。来年、当工房の作品展を企画したいということで来られました。
デパートでの作品展はこれまでほとんどやって来ていませんでしたが、新しい展開も悪くないなと、今考えているところです。

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2013年12月02日

編み笠の修理

お坊さんの使われる編み笠の修理依頼がありました。
修理箇所は笠の部分ではなく、笠を頭の上に安定させる台座のような部分です。

見るのも初めてな上、破損箇所が布で巻かれているため、構造がよくわかりません。取り外し、分解して調べたいところですが、分解してから出来ませんでしたと言うわけにもいきませんので、想像で作るしかありませんでした。

修理しながら思ったことは、本当によく工夫して作られた道具だということ。きっと長い歳月の間に、工夫が積み重ねられていったのでしょうね。

ところで、この編み笠本当の名前は何と言うのでしょう?

修理前
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修理後
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2013年11月24日

長い話

アーティストと言う人が僕に言いました。「アーティストとは芸術家のことで、美を表現する人のこと」だと。でも、その人は美については語ってくれませんでした。

僕は芸術家ではありませんが、芸術家とは美について真摯に考え続ける人、その中でも意識の高い人を、第三者が呼び、付ける名称のことだと思います。

美しいと言われるもののなかにも美が存在しないこともありますし、美しくないと言われるものの中にも美は存在すると僕は思います。
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2013年10月31日

おおいたみのりフェスタ

『おおいたみのりフェスタ』は素晴らしい天気に恵まれ、大勢の人が上手に休日を過ごしていました。
ハチミツを目的に出掛けたのですが、初めて見る黒豆の枝豆、今しか手に入らない生の落花生、新鮮な里芋、美味しそうな県産ブタのソーセージ、めずらしいイチジク・・・・。ついついいろいろ買い物をしてしまいました。

はちみつは殺菌力があるので、朝起きたら小さじに少し取ってそのままなめるといいと養蜂家の方に教えていただきました。

『おおいたみのりフェスタ』は、大分県の宝です。
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草間彌生展

草間彌生さんの展覧会に行って来ました。
草間さんは、無限や永遠をテーマに創作をされています。
『愛はとこしえ』という50点からなる白黒のシリーズがあり、僕はこれが刺激的でした。
このシリーズではないのですが、タイトルの魅力的なものもありました。『自分の死のあとも宇宙は何ごともなく進んでいる』『人間の生命は無に帰す』『死をおそれることはない』『心から生命の賛美をうたい上げたい』

草間さんの制作意欲は尋常ではないと感じました。

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2013年10月14日

花籠、仕上げの依頼

I社さんの花籠が当工房に持ち込まれました。染色と漆仕上げの依頼です。
いろいろ、僕とは仕事のやり方が違うので参考になります。かごを見ていると、作った人の仕事に対する考え方が見えてきます。

Iさんのお爺さんは別府の竹工芸の世界では名の知れた作家でした。そのお爺さんの名前の付いた竹工芸の賞が別府にはあります。第一回目の賞を僕はいただきました。その時、まわりには不満の声がありましたが、展の主催者である組合の理事長が言いました。
「努力していない者が言っているのだから気にするな」

組合主催の展に、組合に入っていない人間が出品をして、第一回目の賞をいただくのですから、不満の声が出るのも仕方のないことでした。
ちなみに、当時の理事長はIさんのお父さんでした。I社さんには以前からお世話になっている訳です。
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2013年09月23日

招き猫

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なんとも可愛い招き猫

大きなものが6センチ、小さなものが3.5センチ
白は開運招福
黄は金運繁栄
緑は健康いやし
右手はお金を、左手はお客さんを招く


大野さんの人形はやさしく、表情がいい。

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2013年09月19日

お休みはないのですか?

「そう言えば、いつ電話を掛けても出られますね。お休みはないのですか」
京都にある、デパートの売場に立つUさんは言います。

どんな仕事も同じだと思いますけれど、やればやるほど課題が見えてきて、それに一つ一つ取り組んでいるとたくさんの時間が必要になります。かご作りは元々長時間労働です。やらなければいけないこと。やりたいこと。課題への取り組み。何かの時間を削らなければ出来ません。結果、休みがほぼ無いというのが僕の普通です。

日曜日もなく工房に来ている僕を見ていて、近くに住む元木工所のご主人は言います。

「忙しんやな、そんなもんで、自営業は。休みの方が仕事ができるし、週明けの従業員の段取りもしとかなかんしな」
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2013年09月17日

油屋熊八の像

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用事があって、別府の駅前を歩いていました。油屋熊八の像の前で、老夫婦が記念写真をっていました。時間を掛けて、ご主人が奥さんを撮っていました。すると、横にいた妻が老夫婦に近寄って、「写真、お撮りしましょうか」と声を掛け、油屋熊八の像の前に立ったお二人を撮っていました。

奥さんが嬉しそうでした。

昼下がりとはいえ、駅前はそれなりに人の往来がありましたが、振り返ってみると、像の前に立ち止まっている人はありませんでした。

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2013年09月15日

プレゼントに竹バッグ

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「竹バッグを一点納めて下さい」セレクトベップさんから連絡がありました。

セレクトベップは、別府の手作り品を扱うお店。
当工房は、えあまの箸を中心に扱っていただいています。9月からは竹バッグも。
それが売れたので、一点納めて欲しいと。

ご購入いただいた方は県外の五十代男性。別府にお仕事の関係で来られた方らしいです。
お母様へのプレゼントに。
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2013年09月13日

竹バッグ向きチャーム

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今年は、竹バッグ向きチャームを作りました。
個展会場で販売をしたり、お客様に差し上げたりし、たいへん喜ばれました。
ラッキーアイテムである四つ葉のクローバーをモチーフにした、編物のチャーム。
柔らかな素材なので、竹バッグを傷付けることなく安心です。
ちなみに、価格は630円です。

posted by 林 まさみつ at 14:02| Comment(0) | 花籠づくり工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月12日

花籠の修理

竹バッグに続いて、花籠の修理依頼もありました。珍しく今年は修理が二件入りました。

何か細い物で突いたのか、ひっかけたのか、一ヶ所だけヒゴが弾けていました。二本寄せになっているヒゴの一本は折れているので、切って接ぐことにしました。隣のもう一本は、表面が削げているだけなので、表面をはがしてそのまま使うことにしました。見た目は少し悪くなりますが、なるべく接がないでそのままヒゴを生かした方がいいと思います。
その後、漆塗りの工程を三回経て完成です。

写真を見て下さい。仕上がったばかりなので、漆が発色して、修理部分の色が濃くなっています。半年くらいで全体と同じ色になり、馴染んで来る予定です。半年後の写真も撮りたいのですが、今日発送です。
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2013年09月11日

10年前の竹バッグ修理

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初期に作った竹バッグの、修理依頼がありました。
写真はバッグ本体とハンドルをつなぐパーツです。
一個が破損しています。初期には真竹を使って作っていましたが、
現在は写真の下のパーツのように、籐で作っています。

ハンドルに無理な力がかかった場合、本体のかごではなく、このパーツが壊れるように作っています。
このパーツならば修理が可能ですから。
一ヶ所の破損でしたが、今回は四ヵ所共取り替えました。

その後、「ありがとうございました。また、大切に使わさせていただきます」
とお礼状が届き、安心しました。
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2013年09月10日

気象について

猛暑、豪雨、竜巻と異常気象が続いています。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。

気象を広辞苑で調べてみると、「宇宙の根元とその作用である現象」とあり、気は「宇宙を構成する基本。万物が生ずる根源」とあります。

この異常気象は人間の行動と関係があると言われています。人間の行動が宇宙の根元に作用し、その現れとして猛暑、豪雨、竜巻が起きているということになります。

人間にはそんな力があるのだ、ということに驚いたらいいのか、地球がそれほどデリケートなのだということに驚いたらいいのでしょうか。

人間の行動が気象に作用するのであれば、穏やかな気候も人間の行動によって手に入れることが出来るはずです。はたして・・・
posted by 林 まさみつ at 18:07| Comment(0) | 花籠づくり工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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